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月刊メディカルサロン「診断」

メディカルサロンって何?月刊メディカルサロン2006年3月号

大切な健康を守る・・・その本当の意味を追求して

「つい先日の人間ドッグで異常なしといわれていたのに、どうして・・・」

突然の健康トラブルで間もなく死にゆく重態患者の横で奥様が泣き崩れます。

世間は「病気になる前の医療」=予防医学に期待します。しかし、予防医学のプロの医師はいません。人間ドッグは医師にとってアルバイト先に過ぎません。医学部の学生に「予防医学」の講義さえないのです。慶応大学病院で外来を担当していた風本真吾ドクターは、その矛盾を解決するために、四谷の地にメディカルサロンを創業しました(平成4年)

健康管理指導と命名

創業時から「会員と医師の友誼関係」が大きなテーマになっていました。気軽に話し合える人間関係を築き、その人間関係に立脚して、その人が確実に長生きできるように、健康を見守っていこう、という医学が発祥したのです。

生涯の健康を見張っていく

メディカルサロンで実施している医療は、「健康管理指導」と名づけられました。「病気になる前に、病気にならないように健康指導を行っていく」という医療です。「生涯のつきあい」になりますので、会員制になりました。
その医療は、会員と医師が徹底的に話し合い、友好関係を深めた上で、実施していくものです。会員は「自分の身体をこうしたい、ああしたい」という要望を述べます。それを実現するために、風本真吾ドクターは一生懸命取り組みました。その努力の中から、「ダイエット医療」「プラセンタ医療」「成長ホルモン医療」「背を伸ばす医療」「疲労回復の医療」などの新しい医療が次々と誕生したのです。

健康管理が学問化された

健康管理は3つに分類されます。「とにかく生き抜くこと」を目指すのが寿命管理、「頭が冴えていて、自分の足でどこにでも行けて、痛い痒いがなく、心が充実して、毎日が楽しくて体調絶好調」を目指すのが、体調管理、「何歳になっても若々しい」を目指すのが容姿管理です。この分類にしたがって、健康管理指導を行うのです。

この考え方は、いまや医学会においても、健康管理を考えるときの標準的な概念になっています。風本真吾はその概念の創始者なのです。

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