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月刊メディカルサロン「診断」

内科領域の自由診療が医療社会を救う?月刊メディカルサロン2006年12月号

メディカルサロンクリニックは、内科領域の自由診療を営んでいます。主な内容は予防医学です。自由診療の特徴は、保険医療システムにおける点数設定を気にすることなく運営していけるということです。

これはどういうことかといいますと、行政サイドの都合における保険点数が設定されているかどうかにこだわらず、患者側の要求を満たすために、ぎりぎりまで患者サイドに詰めていけるということを意味しています。つまり、

「保険で設定されていないからそれはできません」と語ることがないということです。

そのシステムの中で、メディカルサロンは数々の新しい医療を開発してきました。代表的なものだけでも、マジンドールダイエット医療プラセンタ医療成長ホルモン医療背を伸ばす医療があげられます。これらの医療は、今はあちこちの美容外科、皮膚科、内科で一部が取り入れられるようになっていますが、その創始はメディカルサロンです。われわれのメディカルサロンがなければ、世に存在しなかったものといえるかもしれません。

また、医薬品を宅配便で届けるシステム、海外旅行などに出かける人のために医薬品を事前に処方しておくシステム、電話による診療を広範に受け付けるシステムなども自由診療のメディカルサロンで進化したものです。

セカンドオピニオンという言葉が聴かれるようになりましたが、この用語を使い始めたのもメディカルサロンです。当時「セカンドドクターシステム構想」というものを立てたこともあります。

また、医薬品を小分けして処方するシステムがあります。メディカルサロンでは、長期投与になるお薬を最初に10日分だけ処方して、内服し始めた状況を電話などで聞きながら、追加分を少しずつ宅配便で届けていくシステムがあります。追加する際に患者は来院する必要がありません。これは実に画期的なことです。

保健医療においては、血圧などの薬を1ヶ月分処方されたが、2~3日飲んだだけで、自分に合わないからといって、残りを捨ててしまう患者が意外に多いのです。保険医療とはいえ、もともとは全国民から徴収されたお金で運営されています。ゴミ箱に捨てられる薬が大量にあるという問題点に、今の行政はまともに向き合っていません。自由診療のメディカルサロンが初めてまともに向き合い、解決策を講じました。

自由診療の特徴は、医療法規の範囲内で、患者の要望を満たすためには、行政サイドの思惑を可能な限り排除し、ぎりぎりまで患者サイドに詰め寄っていけるという点です。「患者中心の医療」の原点が存在することになります。このメディカルサロンで培ったノウハウがやがて、行き詰っていくであろう保険医療行政を救うことになると私は思っています。

そのような国家貢献ができる日を夢見ながら、平成19年をすごしていきたいと思っています。

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