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月刊メディカルサロン「診断」

容姿管理月刊メディカルサロン2000年6月号

90歳を超えても頭脳明晰で自分の足でどこにでもいける健康管理の目標は、「90歳を超えても頭脳明晰で自分の足でどこにでもいける」をまっとうすることです。

現実的にこの話をしていると、かならず「でも、しわくちゃのおじいちゃん、おばあちゃんになるだけじゃないですか」という疑問を投げかけられます。しわくちゃの姿にはなりたくないという潜在心理が宿っていることが証明されます。

会員と話をしていても、最近は「なんかしみが気になるんだけど」や「年とともに黒い斑点が出てくるんだけど」という相談がだんだんと増えてきています。メディカルサロンで長く会員でいるうちに、健康の不安がなくなり、これからの生活に自信と夢が沸いてくると、かならず、若い頃の姿に戻りたい、という欲求が芽生えてきます。若いときの見た目の姿、若いときの元気さ、若いときの精力・・・。

健康にはすっかり自信を深め、そのようなことが気になるようになってきたのでしょう。それはそれで、好ましいことだと思っています。

周囲の人をよく見渡してみてください。同じ年齢の人を比べても、見た目の若々しさにはずいぶんと差があると思いませんか。同じ60歳の人を見ても、かなりのおじいちゃんに見える人もいますし、まだまだ体力あふれる40歳過ぎぐらいに見える人もいます。住んでいる地域を考えてみてください。都会部の70歳と地方の70歳では確かに見た目の若さが違います。都会で生活している70歳のおじいちゃんは、まだまだ若々しい姿をしています。

同じ遺伝子をもつ双子の兄弟でも、たとえば、四季の変化豊かな日本と赤道直下の国に分かれて生活すれば、70歳のときの見た目の姿は極端に違っていることでしょう。

つまり、生活している環境、生活への意識、若さを維持するための取り組み。それらで間違いなく、その人の見た目の若々しさは影響を受けるのです。

「若く見える、老けて見える」それらの違いを学問化することができ、現実の健康管理の指導に応用できれば、どれほど有意義なことでしょうか。

ビタミンC&クロムを利用し始めて約半年が経過しました。毎日5粒くらいをとっていた人は、肌がつややかになり、間違いなく若返って見えるようです。おそらくビタミンCの効果でしょう。もしかすると、クロムが体内のクロム親和性細胞を活性化することも関係しているかもしれません。クロム親和性細胞というのは若いときは体内にたくさんあるのですが、年齢とともに減ってしまう細胞です。体内のエネルギー消費に関係しています。年をとるとからだにハリがなくなって、なんとなくたるんで見えるのは、クロム親和性細胞の量と活性の問題が関与しているかもしれないのです。そのように一つ一つの医学上の事実を「若々しさ」との関係に置き換えて、考察を深めていくことも、学問化の第一歩といえるでしょう。

いつもお話するように、健康管理は、寿命管理、体調管理、容姿管理の3態から成り立っています。この3つのすべてを全うしてこそ、健康管理の最終的な勝利者といえるのです。

メディカルサロンで寿命管理の学問化はかなり進めることができました。体調管理の学問化も順調に進んでいます。容姿管理に対しても、いよいよ何かの取り組みを始めるときが来たように思います。

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