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風本真吾の生涯テーマその4

夢にあふれる高齢者社会のイメージづくり

ロンドンのハイドパークに行くと、真っ赤のドレスを来たおばあちゃんとタキシードを着こなしたおじいちゃんが腕を組んで歩いている姿を見かけます。
シドニー湾をクルージングすると90歳にもなろうかという誕生日を祝って、孫、ひ孫まで集まったパーティが船上で実施されています。日本では高齢者が明るく楽しく生活をエンジョイしている姿をめったに見かけません。「おじいちゃんはおじいちゃんらしく、おばあちゃんはおばあちゃんらしく」という不思議な不文律がまかり通っています。

明るいイメージづくりを加味することの重要性

また、国家政策としての高齢者対策は、収容施設作りや介護マネージャーの認定などを中心として、暗いイメージがまかりとおっています。風本真吾は現政府の政策の必要性はある程度認めていますが、それに加えて、明るいイメージづくりを加味することの重要性を提言しています。

一方で、風本真吾は高齢化社会到来への対策は、収容施設作りや介護マネージャーの創設だけではなく、「看護婦の地位向上」と「医師が診療施設内に閉じこもらない風潮づくり」の2点が突破口になると力説しています。ただし、この2点は、役人にメリットのない話だから、現状では取り入れられないだろうとも語っています。

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